2008年 03月 30日
タパスに |
イカ墨のパエリャです。ハリイカの墨とゲソをたっぷり入れて作りました。色に劣らず味もヘビー級です。
私はこういう料理を油を控えて軽くあっさり仕上げようとは思いません。ワインを飲む自分が旨いと思う味をイメージして作っています。勿論、お客様の嗜好の問題ですが、車の運転などの条件が許すならば、是非ワインと一緒に楽しんで下さい。きっとヨーロッパの食文化がより身近に、より理解できることと思います。
そして、ついでながらレストランでの食事の楽しみ方について一言。(余計かな?)
最も大切なことは主体的に食べる(オーダーする)ことです。お仕着せのコース(定食)で無難に済ませても豊かな喜びは得られません。(少なくとも私のところではそうです。)(全く選ぶ気のない方のためにコースは置いていますが、いずれやめたいと思っています。)
お腹の具合や予算を勘案しながら、簡単な文字だけのメニューからどんな料理なんだろうと想像力を駆使して(知っている料理より知らない料理の方がワクワクしますし)期待を膨らませることは、食事を楽しむ大切な最初の一歩だと思います。
そして分からない事やご希望があれば何でも遠慮なく仰られるのが、オーダーを受ける側にとってとても嬉しいことなのです。コミュニケィションのないレストランなんて、やっている側にとっても無味乾燥でつまらないものです。(少なくとも私はそうです。)
ちょっとへんてこな文章を書いてしまいましたが、どうか真意を御理解下さりレストランの楽しみをより深めて下されば幸いに思います。
by comme-tu-veux
| 2008-03-30 16:49
| 日記