2007年 01月 07日
写真がないと・・ |
写真があると書くことに困らないのですが、今日は料理の写真がないので何を書けばいいやら困惑気味です。
ですから、興味ないかも知れませんがフランスで働いていた時のことでも書きましょうか。
初めて渡仏したのは1984年の3月でした。凱旋門広場の近くの日本人料理人や菓子職人が多くいた”Hotel etoile d'or”オテル エトワールドールという名の長期滞在安ホテルに投宿しました。着いた日の晩は先輩方が私の部屋で歓迎会を開いてくれて、確か、タンポポの葉のサラダとチーズフォンデュを作ってくれました。みんなの持ち寄りのキャンピングガスと小さな鍋で、洗面台を流しの代わりにしてとても手際よく作っておられたのを覚えています。どれも初めて食べる味でした。こんな味覚の世界があるとは知りませんでした。何しろ渡仏まで東京で2年働きましたが、洋食屋勤めで薄給でしたし、ちゃんとしたレストランで食事したことなどほんの数えるほどでしたから。
しばらくしてパリ市内の1つ星の店↑(restaurant Gerard et Nicole)で研修する機会があり、数週間お世話になりました。何もかも初めての体験で、既にそこで一年ほど勤めておられた日本人の先輩にとても親切に指導してもらいました。賄いはお客さんと同じテーブルでちゃんとした料理とワインもチーズも時にはデザートまで食べることが出来ました。肝心の仕事については全然覚えていません。恐らく、言葉も出来ませんでしたから、雑用さえもまともにこなせなかったと思います。
by comme-tu-veux
| 2007-01-07 17:50
| フランス思い出話