2009年 01月 15日
パエリャ(イレギュラー・ヴァージョン) |
直前のご予約だったので具材がいつもと少し違いますが、中身の美味しさは同じです。
(勿論、原価に合わせた売価にしています。)
ついでの話なのですが・・・。
パエリャは味わいがとても濃い料理なので、普通、メイン料理として食べられます。
その場合、パエリャを美味しく食べるための前菜(スターター)には、パエリャと同じ食材や調
理法、炭水化物(パスタなど)などが重ならないものを選ぶといいでしょう。服飾のコーディネイトと同じように、メリハリが効いていないと、流れとしてチンプンカンプンに成りかねません。
例えばサラダやハム類、そしてもしあれば(または、ないかもしれないので予約して)、系統を合わせて同じスペイン流にトルティージャ(スパニッシュオムレツ)などが最適でしょう。(あれもこれも、色々と味わう必要はありません。パエリャがメインですから。)(要は、お気に入りのジャケットを際立たせたいなら、ジャケットを生かすコーディネイトをするのと同じです。)
そして、重要なのは、もしそのパエリャ(他のケースにおいても同じです)との組み方が分からなかったら、尋ねることです。提供する側が初めから提案するのもアリなのでしょうが、より高度に、”能動的に(情報を収集して決める)”組む方がカッコイイと思います。(「こう云う店の使い方はよく知らないんだけど、どう注文したらいいのかね?」というのはカッコイイです。何も訊くことなく無難な選択をするのは、勿体ないです。)
数多くの経験を経て(その中には失敗が山ほどあります。)、未だよく知らない異文化の味わい方を学ぶ姿勢は、人生の質を高めることのように思えるからです。余計なお世話かもしれませんが・・・・老婆心、いや、作る側としての思いを述べてみました。
by comme-tu-veux
| 2009-01-15 03:18
| 日記